2月12日の日報 14日がくる! の巻
お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼致します。
先週にヴァレンタインデーに関する日報を書いたが、その際に参考資料としてヴァレンタインデーのWikipediaを覗いたのであった。
そこには「日本における特殊なヴァレンタイン事情」についても明記されており、
『義理チョコ』、『友チョコ』、『逆チョコ』、さらには自分でチョコ買って自分で食べるという『自己チョコ』などが説明されており、
まぁなんというか、
「チョコ売るのに必死ッスねw」
と、呆れも通り越して同情の念を禁じ得なかった。
中学生の頃には
「やっべー、俺、今日がヴァレンタインっての忘れてて、コンビニでビックリマンチョコ買っちゃったよマジ恥ずかしー!」
と、必要以上に大きな声でクラスの女子どもにさりげない「チョコくれ」アピールをしていたものだが、
それも現代では『自己チョコ』という、これぞ虚無の極みといった響きが入り交じる残酷なカテゴリーに振り分けられるわけで、今になって当時の我が行いに顔が火を噴いた。
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さて、そんなWikipediaの下部に、
「大韓民国のヴァレンタイン事情」的なものが記されていて、それを読んだ私は、しかし日本のチョコ月間がなんて生ぬるいものであったかと驚きを隠せない。
日本では3月14日にホワイトデー(男子→女子)があり、
さらに4月14日はオレンジデーという「男子も女子もプレゼントを交換しあう」イベントが設定されている。知らない人も多いと思うけど。
Xmasやらハロウィンやら、こうも「イベントだから、コレやソレを買え〜」と言われ続けると、
「大衆の消費活動を活性化させるためにイベントを打つのは大事だが、あまりにも露骨過ぎてつまんねーよ!」
そんな文句の一つでも言いたくなる。
しかし貴兄、韓国をみよ。
(以下、引用)
韓国では、4月以降の各月14日にイベント日が提唱されている。
・ブラックデー(4月14日)
バレンタインデーやホワイトデーで贈り物を受け取れずそのまま恋人ができなかった者同士が黒い服を着て集まり、黒いあんが特徴のチャジャンミョン(韓国風炸醤麺)やコーヒー(ブラック)を飲食する日。・ローズデー(5月14日)
バレンタインデー、ホワイトデー、ブラックデーを経て、この日までにカップルになった男女は、薔薇が満開の季節である5月に薔薇の花束を贈りあいデートをする日。・イエローデー(5月14日)
ローズデーまでに恋人ができなかった男性は、この日に黄色い服を着てカレーライスを食べないと恋人ができないとされている。・キスデー(6月14日)
この日までにカップルとなった恋人同士がおおっぴらにキスをしてもいい日。・シルバーデー(7月14日)
恋人同士がお互いに銀製品をプレゼントする。・グリーンデー(8月14日)
恋人どうしで森林浴をする日とされる。
恋人がいない人は、この日に緑色のボトルに入った安価な焼酎を飲む。・ミュージックデー(9月14日)
恋人同士がクラブなどの音楽が流れている場所で友達が集まっている前で恋人を公式化する。・フォトデー(9月14日)
恋人と一緒に郊外に行って写真を撮る。・ワインデー(10月14日)
恋人とワインを飲みながら2人だけで過ごす。・ムービーデー(11月14日)
恋人同士で映画を見に行く。・ハグデー(12月14日)
恋人、家族、友人など互いに愛する者同士が抱き合う。・マネーデー(12月14日)
一年間を過ごした恋人のために男性がお金を使う。
こんなことがあっていいのだろうか。
『イエローデー』
ローズデーまでに恋人ができなかった男性は、この日に黄色い服を着てカレーライスを食べないと恋人ができない
↓
カレーを食べようが食べまいが、詰んでる。
これまで人類史上究極の二択とされていた、
A.カレー味のう○こ
B.う○こ味のカレー
「食べるならどっち!?」
の問いかけなぞ、序の口の中の序の口であった。
A.
カレーを食べないで一生カノジョができないか
B.
黄色い服着てカレー食って「キレンジャー参上www」と自嘲しながらひとり公開処刑か
……私なら耐えられない。どちらも。
考えるだけでも身の毛がよだつ極問が、
まさかスグお隣で年1回ペースで平然と執り行われていたとは。
『キレンジャー、涙のごちそうさま』
そんなサブタイトルが思わず浮かび上がる。
我らが隣国のカレー屋で繰り広げる「極刑執行」の情景が瞼に浮かび、涙が私の頬を伝った。
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このように、
イエローデー以外にも、年の暮れへ向かうにつれてどんどん投げやりになっていく月イチ企画が目白押しの韓国。
「韓国の代理店は鬼としか」
彼らに対して恐怖におののくと同時に、
日本のヴァレンタインのまぁ可愛いことよ。
「いやん」「ばかん」「チョコん」「うふふ」
そんな日本男女の乳繰り合いにブーたれるだけ、平和ボケもいいところであった。
「上には上が、いるんだなぁ」
目を細めて私はチョコレイトをつまみ上げる。
それでは明日も宜しくお願いいたします。