5月7日の日報 乾杯の音頭

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

皆様は「結婚披露宴の乾杯の挨拶」を経験したことはありますでしょうか。
私は、人生初の乾杯の挨拶を、来週末に控えて、かつてない程に緊張しております。

「只今ご紹介に預かりました〜」
「本日はお日柄もよく〜」
「○○くん、○○さん、並びにご親族の皆様〜」
的な形式文を暗記しなくてはいけないのと、
よく
「えー」
を喋りの合間合間に挟んでしまう癖を直すのと、
そして
「人生には大事な3つの袋というのがございまして」
に象徴される、先輩からの素敵なアドバイスという体裁でのちょっとした小話……

これらの要素を、乗り越えなくてはならぬ。
なによりも、最後の小話。
この小話のオチが、上手に「それでは、かんぱーい!」への導線にしなくてはならないので、結構アタマを捻った小話にする必要がある。
パッと聞き、エエ話なのに、脈絡もなく「それではご唱和ください」と繋げてしまったのでは、乾杯も盛り上がりに欠けるというものです。

5分。
この5分という制限時間もまたニクい。
おもしろくて且つ乾杯への伏線になる小話を5分に収めるなんて、故スティーヴジョブス氏ですら頭を抱えるに違いない。

ぐぬぬぬ」
私は今、悩みに悩んでいます。
どれくらい悩んでいるかというと、
トイレに座りながら、風呂で頭を洗いながら、朝仕事場へ向かっててくてく歩いていながら、打ち合わせ先に向かう電車でつり革に捕まりながら、
「人生には大事な、人生には大事な、人生には大事な3つの、3つの、3つの…………謝罪?」
などと、
独り言をぶつぶつ呟いているほどです。

もしあなたが都内の混雑する駅で、改札を通り抜ける瞬間に
「謝り方にも3つありまして」
と呟きが聞えたなら、
ハッと振り返り、雑踏に私の背中を探すことでしょう。

それほどまでに追いつめられている私に、
後輩である新郎新婦が更にこんなリクエストを。
「『乾杯!』と言った直後に流すBGMも、センパイが決めてください☆」

長渕しかねぇだろ、
そう脳裏をよぎったのですが、しかし20代後半が主な客層になるとのことで、せいぜいコブクロ系に留めておくべきか、いやここはしっとり曲よりもアゲアゲパーリピーポーをウェイさせる方が合ってるかもしれぬ、乾杯と共にウェイさせる曲っていったらコレしかない!

マークパンサーのRAP部分を、未だに歌詞カードを見ずとも完璧に歌える私が大推薦する渾身の一曲。
これで会場も一気にavex

それでは明日もよろしくお願いいたします。
ほんとうにブツブツしています最近。